2025.09.12
2025年9月11日 都内で記録的豪雨
2025年9月11日午後、東京都内を中心に記録的な豪雨となりました。
停滞する前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定に。関東甲信や東海の一部では激しい雷雨が発生しました。
イマ鉄の観測地点では、
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高輪:1時間に 122.5mm(15:30の10分間で41.5mm)
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雪谷:116.5mm(15:00の10分間で30mm)
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城南島:108mm(15:20の10分間で41mm)
と、いずれも「猛烈な雨(80mm/h以上)」に相当する雨量を観測しました。
この短時間に集中した豪雨により、
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品川区の立会川が氾濫
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自由が丘や戸越銀座では地下施設や店舗が浸水
といった都市型水害が発生。鉄道にも影響が及び、東急大井町線・目黒線で一時運転見合わせが発生しました。道路冠水によるバスの運休も相次ぎました。
また、気象庁は東京都と神奈川県に 「記録的短時間大雨情報」 を発表。目黒川や妙正寺川で氾濫危険情報が出され、首都圏には竜巻注意情報も発表されました。
【記録的短時間大雨情報とは】
気象庁が「数年に一度しか発生しないような猛烈な短時間の大雨」を観測・解析した際に発表する情報です。
次の条件を満たした場合に発表されます:
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大雨警報が発表中
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キキクル(危険度分布)に「危険(紫)」が出現
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府県予報区ごとに定められた雨量基準を満たす
この際、観測点名や市町村名もあわせて明記されます。
【何を意味する?】
この情報が出たときは、次のような災害の危険性が非常に高まっています。
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土砂災害
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浸水害
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中小河川の洪水
【行動のポイント】
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気象庁「キキクル」で危険度を確認
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崖や川の近くにいる場合は、自治体の避難情報に従い直ちに避難
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避難が危険なときは、崖や沢から離れた建物や、浸水しにくい高い場所へ移動
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避難情報が出ていなくても、危険を感じたら自らの判断で安全な場所へ