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~気圧の変化に敏感な体が、あなたのコンディションを左右する~

1.天気病って何?

雨や低気圧の接近で「頭が重い」「だるい」「めまいする」…これらの体調不良は単なる気まぐれではなく、「天気病(気象病/天気痛)」という立派な症状です。自律神経が気圧変化に反応しすぎてバランスが崩れることで、心身にさまざまな不調が現れるのです。

代表的な症状は以下の通り:

  • 頭痛・偏頭痛

  • めまい・耳鳴り

  • 関節痛・肩こり

  • 倦怠感・眠気

  • イライラ・落ち込みなどの気分の変化

2.メカニズムは「内耳×自律神経」

内耳には気圧の変化を感知するセンサーがあり、それが交感神経の過剰反応を引き起こすことで、自律神経のバランスが崩れ、最終的に「天気病」症状を誘発します 。

3.チェックリストで自分を知ろう

以下に当てはまるものがあれば、「天気病」かもしれません: 

  • 雨や台風の前後に体調が崩れる

  • 頭痛やめまい以外の「眠気」や「関節痛」を感じやすい

  • 気分や集中力が落ちる

  • 古傷が痛んだり、お腹の調子が悪くなったりする

一度振り返って、あなた自身の“天気反応パターン”を把握してみてください。

4.対策法:セルフケアで不調を軽減

🔸 耳まわりの温め&マッサージ

内耳周辺の血行を良くすることで、自律神経の安定に効果あり。ホットタオルやペットボトルで「完骨(耳後ろ)」を温めたり、耳を「くるくる回しマッサージ」する習慣が有効です 。

  • 耳をひっぱる

  • 回す→折り曲げキープ→手のひらで包み回す … など毎日数回、習慣にすると◎

🔸 痛み日記で自己管理

いつ・どの天気で・どんな症状が出たかを記録する痛み日記をつけると、自分の兆候パターンが見えてきて、予防策を打ちやすくなります。

🔸 自律神経を整える生活習慣

  • 毎朝太陽を浴びる

  • 朝食をしっかり摂る

  • 適度な運動・ストレッチ

  • ぬるめのお風呂でリラックス

  • 規則正しい睡眠リズムを維持

🔸 食事でサポートを

交感神経を安定させる栄養素——
マグネシウム(ナッツ・ひじき・緑葉野菜)、ビタミンB群(豚肉・卵・玄米)、オメガ3(青魚・くるみ)などを意識して摂取することで、症状の軽減が期待できます

5.専門家への相談も大切に

頻繁に体調不良が起こる場合や、日常生活に支障が出るレベルなら、一度かかりつけ医や頭痛・慢性痛の専門外来に相談を。心身のバランスを整えるヒントが得られます

🔁 天気に負けない体を、自分で育てる

天気病は「天気のせい」と片付けがちですが、そのサインに気付き、自分で対処することで、快適な毎日につなげることができます。マッサージや食事、睡眠などのセルフケアで、自律神経の土台をしっかりケアしていきましょう。

天気の移り変わりが激しいこの時期。朝夕のホームでちょっと耳を揉んで出発すれば、電車移動も一層快適になるかもしれませんね!

📌参考リンク

  • 大正健康ナビ「天気痛はもう怖くない!」

  • タニタ「気象病には栄養も大事」

  • にちょうジャーナル「天気痛・気象病」