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~7年9か月ぶり、黒潮大蛇行が終息か~

日本近海を流れる黒潮。その流路は気候や海の生き物たちにも影響を与える、いわば「海の大動脈」です🌐 その黒潮に、今、大きな変化の兆しが見えています。

2025年5月31日から6月1日にかけて、気象庁の海洋気象観測船「凌風丸🚢」が紀伊半島から東海沖にかけて黒潮の横断観測を実施。その結果、長らく続いていた「黒潮大蛇行」が見られない状態であることが確認されました。

「黒潮大蛇行」とは、黒潮が通常より大きく南に蛇行する現象で、2017年夏から7年9か月にもわたって続いてきました。海水温や漁業への影響、そして沿岸の気象条件にも少なからず関係してくるため、注目されている現象です🌡️🐟

今回の観測では、黒潮の一部が東海沖で切り離され、潮岬沖をおおむね東へと流れていることが分かり、大蛇行が解消されつつある様子が明らかになりました。

気象庁では今後も引き続き観測を続け、このまま黒潮が安定した流れを保てるかを注視していくとしています🔍

海の流れは、私たちの暮らしともつながっている。黒潮の今後に、引き続き注目です👀

> 気象庁発表はこちら

20250509_kuroshio_path2025.pdf

20250611_kuroshio.pdf