警報・注意報発令中

トピックス

私たちが日常的に利用する地下鉄。そのホームが地上からどれほど深い場所にあるか、考えたことはあるでしょうか?

ビルが空へ伸びるように、都市の地下もまた深く広がっています。特に東京などの大都市では、地下鉄のホームがビルの10階分以上も地中に存在するケースも。そこはまさに“地底都市”と呼ぶべき別世界です。

今回のコラムでは、公開データと弊社調べをもとに、日本国内および世界の「地下深い駅トップ5」を紹介。その深さの背景や地形的・都市的な要因についても解説します。

 

🗾 日本の地下深い駅トップ5

1位:六本木駅(都営大江戸線)  約42.3m

2位:東中野駅(都営大江戸線) 約38.8m

3位:国会議事堂前駅(東京メトロ千代田線) 約37.9m

4位:後楽園駅(東京メトロ南北線) 約37.5m

5位:新宿駅(都営大江戸線) 約36.6m

(※弊社調べ)

 

🌍 世界の地下深い駅トップ5

1位:アーセナルナヤ駅(Arsenalna) ウクライナ・キーウ 約105.5m

2位:アドミラルテイスカヤ駅 ロシア・サンクトペテルブルク 約86m

3位:ワシントン・パーク駅 アメリカ・ポートランド 約79m

4位:香港大学駅 香港 約70m

5位:ポティシ駅(推定) 北朝鮮・平壌  約100m(非公式)

(※弊社調べ)

 

🏗️ 都市の“地下構造”が生む深さ
日本国内でも、特に都営大江戸線のように他のインフラを避ける必要がある場合、地下40mを超える駅がいくつも存在します。新しい路線ほど下へ伸びる傾向にあり、都市の成長とともに地下の“階層”も増しています。

また、都市再開発に伴う新設駅では、建築物や既存地下設備との整合性から、深い位置に設けざるを得ない場合も多いのです。

 

👣 地下深くへの小さな冒険
たとえば六本木駅(大江戸線)の長大なエスカレーターを降りていくとき、あなたはビルの14階分にも相当する地中へと潜っているのです(一般的なビルの1階の高さを約3メートルに換算)。
何気ない日常の移動が、実は都市の複雑なインフラを縫う小さな冒険だと気づく瞬間です!