2025.08.19
天トピ「ツバメが低く飛ぶと雨?――天気ことわざの秘密 🌦️」
「ツバメが低く飛ぶと雨」という天気のことわざ、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。実はこの言葉には、2つの説があるんです。🤔
ひとつ目の説 🪰
ツバメの餌になるハエなどの小さな虫の動きに関係するというもの。湿度が高くなると虫の羽に水分がついて重くなり、低く飛ぶようになる。ツバメはそれを追って低く飛ぶ……という理屈です。ただし近年の研究では、虫の羽には水を弾く細かい毛があることが分かっており、この説はやや疑わしいとされています。💧
ふたつ目の説 🌬️
虫自身が雨☔を避けるために、気圧や湿度の変化を敏感に察知して地面近くを飛ぶというもの。ツバメはその虫を狙って低く飛ぶ、というわけです。こちらも完全に解明されているわけではありませんが、人間でも気圧や湿度の変化を体調で感じることがあるので、納得感は高いですね。🧠
昔から伝わることわざの中には、自然界の生き物たちの知恵や工夫が込められています。空を見上げてツバメの飛び方を眺めると、ちょっとした天気のサインを受け取っているようで愛おしく思えてきます。💛
📖参考文献:「天気のことわざは本当に当たるのか考えてみた」