2026.02.01
節分と立春 ― 暦は春へ、空気はまだ冬
2月初めは、日本の暦における大きな節目です。
節分(2月3日ごろ)は、立春の前日。
もともとは立春が一年の始まりに近い日とされ、節分は“年越しの厄落とし”という意味を持っていました。
豆まきの
「鬼は外、福は内」
は、目に見えない災厄を払い、新しい季節を清らかに迎える言葉です。
そして翌日の立春(2月4日ごろ)は、暦のうえでの春の始まりです。
■ 過去事例:2025年の節分と立春の空模様
2025年は、
2月3日(節分)
日本海側へ暖気が流れ込み、前線や低気圧の影響を受ける天気となりました。

2025.02.03. 9時の天気図(気象庁HPより)
2月4日(立春)
北日本を中心に冬型の気圧配置が強まり、荒れた天気となった地域もありました。

2025.02.04 9時の天気図(気象庁HPより)
暦は春でも、大気の主役はまだ冬。
寒気と暖気がせめぎ合うため、天気が変わりやすい時期でもあります。
■ 立春は「季節のスイッチ」
立春を境に、太陽高度は少しずつ高くなり、日差しの力は確実に増していきます。
しかし実際の体感はまだ厳寒期。
むしろ強い寒気が流れ込むことも多く、「春の入り口は荒れやすい」という特徴があります。
暦の春と、気象の冬。
その両方が同居するのが、この時期の空です。
節分で災いを払い、立春で季節を迎える。
空の動きにも、日本の時間の重なりが感じられる時期ですね。