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お知らせ

都内の冬は「乾いて、北よりの風」。
2026年1月の都内は、まさに真冬の空気が主役の1か月でした。

イマ鉄観測網(都内相当エリア66地点)の10分ごとのデータを見ると、
気温は年間で最も低い水準で推移し、湿度は強く下がり、風は北〜北西寄りが優勢。

いわゆる
「冬晴れが多く、放射冷却が効き、空気が極端に乾く」
季節の特徴が、数字にもはっきり表れました。

同じ都内でも
「夜明け前の冷え込み」や
「日中の上がり方」には地点差があります。

駅周辺の街並み・地形・建物密度の違いが、
そのまま気象の“個性”として現れるのが、
イマ鉄観測網の面白さです。


1月のポイント

1月の平均気温(観測網平均)は、
12月より大きく低下し、本格的な真冬水準となりました。

  • 最も暖かい“瞬間”は
    1/16 14:40(浜松町 20.94℃)
  • 最も冷えた“瞬間”は
    1/23 6:00(大泉町 -5.00℃)
  • 日平均気温が最も低かった日は
    1/22(観測網平均 2.71℃)

風向は北〜北西寄りが優勢(北寄りセクター約45.8%)。

湿度は極端に低下する日もあり、
1/11 13:20 永山で6.8%を記録しました。


1. 1月前半:澄んだ冬晴れと強い乾燥

1月前半は冬型気圧配置が安定。
晴天日が多く、日中は日射で一時的に気温が上がる日もありました。

1/16には浜松町で20.94℃を記録。
風が弱く、日射が強い条件が重なった
“無風・強日射型”の昇温です。

一方で乾燥は顕著で、
1/11には永山で湿度6.8%を観測。

冬の乾燥がピークを迎えました。

「寒い」だけでなく
「乾く」――
それが1月の体感の特徴です。


2. 1月後半:寒気流入で“底冷え”が顕在化

月後半は寒気が入り、冷え込みが強まりました。

観測網平均で最も寒かった日は
1/22(2.71℃)。

さらに、
1/23 6:00には大泉町で-5.00℃を記録しました。

放射冷却が効いた朝は、
郊外側や開けた地点ほど気温が落ち込みます。

都内でも条件が揃えば
氷点下5℃まで下がることが、
データで明確になりました。


3. 駅ごとの違い:冬ほど広がる“差”

月平均が低め(冷えやすい側)

  • 大泉町:約4.92℃
  • 花小金井:約5.18℃
  • 永山:約5.23℃

月平均が高め(暖まりやすい側)

  • 浜松町:約7.38℃
  • 水天宮前:約7.24℃
  • 赤坂5丁目:約7.21℃

同じ都内でも、
月平均で約2.5℃以上の差が生じました。

冷えやすい地点は、
放射冷却が効きやすく、人工排熱が少ない傾向。

都心部は夜間も
下がりきらない傾向が見えます。

冬は特に
「朝の最低気温の差」が
体感の差につながります。


4. 風が語る1月:北寄りが主役

観測網全体で見ると、
風向は北寄りセクター(315°〜45°)が約45.8%。

寒気流入時には北西風が継続し、
体感温度を押し下げました。

「気温以上に寒く感じる日」は、
風速データがその理由を裏付けています。


5. 乾燥の1月:一桁湿度を記録

相対湿度は全体的に低めで推移。

特に1/11には
6.8%まで低下しました。

冬は気温が低いだけでなく、
湿度低下が体感に強く影響します。

駅のホームや高架下など
風が通る場所では、
乾燥の影響をより感じやすい状況でした。


まとめ:冬の“芯”が見えた1月

2026年1月は、

・氷点下5℃の冷え込み
・日平均2.7℃の厳冬水準
・湿度6%台の極端な乾燥
・北寄り風が約46%
・都心と郊外で拡大する温度差

という、

冬の“当たり前”が
最も鮮明に現れた1か月でした。


イマ鉄観測網は、
“地図の上の気象差”を
移動実感に近いスケールで捉えます。

同じ都内でも体感が変わる理由を、
これからも数字とともに伝えていきます。