警報・注意報発令中

お知らせ

2025年6月1日より、改正労働安全衛生規則が施行され、職場における熱中症対策が義務化されました。
高温環境下での作業において、事業者は熱中症リスクを適切に把握し、対策を講じる責任があります。


厚生労働省の資料(熊本労働局PDF)によれば、以下の環境での作業が対象とされます:

WBGT(暑さ指数)が28度以上又は気温が31度以上の環境下で

連続1時間以上又は1日4時間を超えて実施」が見込まれる作業

これらの環境下での作業には、「体制整備」「手順作成」「関係者への周知」が事業者に義務づけられます。違反時には罰則の対象となります。
以下、詳細002215755.pdf(厚生労働省)


「イマ鉄」では、このような熱中症リスクに対応するため、
▶ 気温と熱中症指数(WBGT)のリアルタイムMAP
を提供しています。

本MAPの熱中症指数(WBGT)は、小野ら(2014)*1 の式を使用し、気温・相対湿度・平均風速・全天日射量の推定値から実況推定値を算出しています。

WBGT =0.735 × Ta + 0.0374 × RH + 0.00292 × Ta × RH + 7.619 × SR − 4.557 × SR² − 0.0572 × WS − 4.064

(Ta:気温[℃]、RH:相対湿度[%]、SR:全天日射量[kW/m²]、WS:平均風速[m/s])

 

気温・相対湿度・平均風速・全天日射量の推定には、弊社独自の多数の観測データと気象庁AMeDASデータを使用し、空間補完技術を活用しています。

▼ イマ鉄 気温・熱中症マップはこちらから御覧いただけます。
https://imatetsu.earth/ja/heatmap


▶ 環境省 熱中症予防情報サイトhttps://www.wbgt.env.go.jp/
と併用し、是非、ご活用ください。


今後も「イマ鉄。」は、気象と安全の視点から、有用な情報提供を続けてまいります。


*1 小野雅司ら(2014):通常観測気象要素を用いたWBGTの推定.日生気誌,50(4),147-157.

通常観測気象要素を用いた WBGT(湿球黒球温度)の推定