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お知らせ

2026年5月の都内相当エリアは、春から初夏へ進む流れがはっきり見えた一方で、雨や北寄りの風が入ると気温が大きく下がる、変化の大きい1か月でした。

イマ鉄観測網70地点の10分ごとのデータを見ると、5月の平均気温は約20.8℃。4月の約16.8℃から約4.0℃上がり、季節は一段進みました。旬別では、上旬19.6℃、中旬21.5℃、下旬21.3℃。中旬以降は21℃台となり、初夏の空気が定着し始めています。

ただし、5月は単純に暑くなり続けたわけではありません。月初の5/1はまとまった雨で始まり、地点平均降水量は45.4mm。日平均気温も14.44℃にとどまり、大泉町では9.75℃まで下がりました。5月に入っても、朝晩には春の冷え込みが残っていたことがわかります。

一方で、翌5/2には70地点すべてで25℃以上を記録。月初から一気に夏日となりました。特に永山では、最低10.55℃から最高28.41℃まで上がり、日較差は17.86℃。朝は春、昼は初夏という、5月らしい大きな寒暖差が出ています。

📊5月のポイント
・5月の平均気温は約20.8℃。4月から約4.0℃上昇。
・旬別では上旬19.6℃、中旬21.5℃、下旬21.3℃。
・最も暖かい瞬間は5/29 12:50、花畑の34.49℃。
・最も冷えた瞬間は5/1 0:40、大泉町の9.75℃。
・日平均気温が最も低かった日は5/22、観測網平均14.16℃。
・日平均気温が最も高かった日は5/29、観測網平均26.40℃。
・5/29は70地点すべてで30℃以上となり、月末に真夏日の暑さが広がりました。
・地点平均の月降水量は約90.5mm。4月の約141mmより少なめ。
・ただし5/1だけで45.4mm降り、月降水量のおよそ半分がこの1日に集中しました。
・平均相対湿度は約59.2%。最も湿った日は5/21の87.80%、最も乾いた日は5/9の26.62%。
・風向は月全体で南寄りが約43.4%、北寄りが約32.6%。4月より南寄りが優勢でした。

🌤️中旬は南寄りの風で初夏らしさが強まる
5月中旬は、気温の上昇が最もはっきりした時期でした。平均気温は21.5℃で、上旬より約1.9℃高くなっています。

風向を見ると、中旬は南寄りセクターが約51.0%を占め、月内で最も高い割合でした。南から暖かい空気が入りやすく、5/17〜20には30℃以上を記録する地点も増えました。

5月中旬は、雨で気温が抑えられるというより、南寄りの風と日中の昇温によって、初夏らしさが強まった時期だったといえます。

🌧️下旬前半は雨と北風で一時的に季節が戻る
一方で、下旬前半の5/21〜22は空気が大きく変わりました。

5/21は70地点すべてで雨となり、日平均相対湿度は87.80%まで上昇。翌5/22もまとまった雨が続き、地点平均降水量は20.7mmを記録しました。

この5/22は、5月で最も寒い日でした。観測網平均の日平均気温は14.16℃。さらに、全地点の最高気温を見ても16.79℃にとどまり、どの地点でも17℃に届きませんでした。

この日は北寄りセクターが約83.1%を占めており、雨と北寄りの風が重なったことで、体感は春先に戻ったような一日になりました。

🔥月末は全地点で真夏日、夏の入口へ
下旬前半の冷え込みのあと、月末には一気に暑さが強まりました。

5/29は、2026年5月で最も暑い一日でした。観測網平均の日平均気温は26.40℃。最高は花畑の34.49℃で、墨田でも34.40℃まで上がりました。

この日の特徴は、暑さが一部の地点に限られなかったことです。70地点すべてで30℃以上を記録し、最も低い地点でも30.33℃まで上がりました。

4月の暑さは「初夏を思わせる」程度でしたが、5月末には実際に真夏日が観測網全体へ広がりました。季節は、初夏から夏の入口へ踏み込んだといえます。

🚉地点差は、都心・城東側の暖かさと郊外側の朝の冷えに出た
月平均気温が高かった地点には、墨田、東新宿、東墨田、駒沢、高輪が入りました。都心部から城東側では、5月も暖まりやすい傾向が続いています。

一方、低い側には花小金井、国分寺、永山、松原、大泉町が入りました。郊外側や内陸寄りでは、朝の冷え込みが残りやすかったと見られます。

5月は日中の気温が上がるため、郊外側でも昼間はしっかり暑くなります。ただし、朝の冷え方には場所ごとの差が残り、「朝は春、昼は初夏から夏」という二面性が見えた月でした。

🧭まとめ:5月は、春から初夏へ進み、月末には夏が見えた月
2026年5月の都内相当エリアは、5/1のまとまった雨と冷え込みで始まり、5/2には全地点で夏日となりました。中旬は南寄りの風が増えて初夏らしさが強まり、下旬前半には雨と北寄りの風で一時的に気温が低下。そして月末の5/29には、70地点すべてで真夏日となりました。

4月は、春本番と初夏の気配がせめぎ合った月でした。
それに対して5月は、春の名残を残しながらも、初夏へ明確に進み、月末には夏の入口を越えた月だったといえます。

同じ5月の中に、9℃台の朝、17℃に届かない雨の日、そして全地点30℃以上の真夏日が同居していました。
2026年5月のデータは、春から夏へ向かう途中の揺れ幅を、非常にはっきり見せてくれました。